島原の廊は、天正17年(1589)豊臣秀吉の公許で開かれました。
京都の六花街の中一番長い歴史があり、他の花街と異なるのは、
島原には、『太夫』が存在することです。
昔は、公家の社交場とされ、それ故に太夫 には、今でも正五位の位を与えられます。
太夫は、いわばサロンの主で自分のサロン へ
招く者は太夫自身が選択し太夫が首を振ればどんな高貴なかたでも一歩も上がれなかったのです。
花扇太夫著
『太 夫になった京おんな』白馬社より、2004年11月